JR静岡駅からバスで１時間３０分ほどのところにある栃沢の里を訪ねてみました。
　栃沢は、静岡茶の祖として有名な聖一国師生誕の地です。 　最近では、枝垂れ桜の名木があることでも有名です。 　美しいお茶畑が広がっています。

　良く手入れされたお茶畑のむこうには 　春の花たちが里の豊かさを歌っているようです。 　桃源郷とは違ったゆとりがあります。

バスの停留所から山道を２０分ほど登ると 　お茶畑のむこうに民家が見え始めます。 　栃沢の里です。お茶畑に囲まれた静かな村です。

　　お茶畑の中に民家。 　桜の花も美しく咲いていました。 　里の人々の生活がうかがえます。

　　お茶畑の民家を少し角度を変えて撮影してみました。 　標高５００Mほどの里の感じを撮影できたでしょうか。 　日本の原風景のようなもの。

　 栃沢の村には、あちこちに美しい花が咲いていました。 清浄な空気を受けて、色が鮮明で美しく咲いています。 こんなに美しい水仙を見たことはありませんでした。 一つ一つの花も大きなものでした。

　

　有名な栃沢の枝垂桜です。 樹齢は、３００年を越えているとか。 この桜は、米沢様の個人のものとか。 桜の花の精を感じてきました。

　大井川の上流、ダムで有名な井川の村を散策してきました。 かつては、何千人もの住民がいたそうですが、現在は、７００人ほどとか。 お茶畑の中で生活している井川の村を撮影してみました。

　村人の生活を支えているお店です。 　懐かしい看板がありました。 　お塩の小売の赤い看板です。

　村の辻にある地蔵堂です。 　村の人々の信仰がうかがえます。 　灯篭の上の座布団が人々の生活ぶりを伝えてくれているようです。 　村人の心の中に深く入り込んでいるのでしょうか。

　井川の村の中でも大きな商店だったのでしょうか。
　店が閉められていることが気になります。
　懐かしい風景ですね。

　井川の村は、お茶畑とアルプスの山々の中にあります。 　美しい風景の井川村 　でも、少しさびしさもあります。 　路線バスも４月で廃線となっています。

井川の村のマップです。 　楽しい雰囲気が表現されています。

店じまいをした電気店です。 かつての姿を想像しながら、店を撮影しました。 井川の村も過疎化の波から逃れることはできないのでしょうか。

井川の民家には、とても面白い鬼瓦が使われています。 かつての繁栄が伝わってくるようです。

それぞれの家の特徴が表現されているのですね。

村の民家と道路を撮影して見ました。 ダムに沈んだかつての村を想像しながら その新しい家も懐かしい風景となっています。

民家の庭をよくみると、日本ミツバチの巣箱がありました。 ミツバチを飼っているお宅が何軒もあるのです。 自然と生活とが密着しているのですね。

井川はなんと言ってもダム湖が有名。 大きなダム湖を背景に、お茶畑を撮影してみました。 祠には、人々の心のように思えます。

新緑の山々の中に民家。 日本の典型的な山村の風景です。

お茶の木を良く手入れして玄関へのアプローチ 防火のホース格納箱の赤と対照的で面白い風景となっています。 思わず、シャッターをきりました。

お茶畑の中に美容室。 美容室には、美しい石楠花が満開でした。 村の人々の生活ぶりを思い浮かべていました。

井川小学校の校門の近くに、八重桜が二本。 満開でした。 お茶畑の緑との調和が絶妙でした。

現在の井川の村には、人が住んでいる気配のない家がところどころで見受けられました。
かつての生活を思い出し、回想に耽ったりしました。

ダムの底に沈まなかった民家も廃屋になっています。 時の推移の中で 無常なものを感じてしまいます。

レトロなたばこやの看板。 こんなものが井川の村には随所にあります。 それらが、現在の生活の中でどのように生かされてゆくのか。井川の村の課題なのでしょうか。

見事な曲線のお茶畑。 山間地のお茶畑を一生懸命に丹精している村人の生活を思います。 こんな生活を一層発展していただきたいものです。

理髪店。昔のことが偲ばれます。
さびしい思いがこみ上げてきます。

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